よく使う人ほど、“食べる”をもっと楽しむ!ロイヤルユーザー層に見るフードデリバリーの新しい価値

<調査概要>
調査方法 インターネット調査
対象者 全国/男女 20歳~69歳
調査期間 2025年4月4日〜6日
有効対象者 2,846サンプル
調査機関 株式会社オノフ
こんにちは。デジタルマーケティングカンパニー・オノフのすぎやまです。
今回は週1回以上フードデリバリーを利用する“ロイヤルユーザー層”(以下、ロイヤル層と表記)の行動・意識に着目し、利用動機や感情価値の特徴を他層(ミドル層・ロー層)との比較を交えながら深堀していきます。
ロイヤル層のインサイト【「週1以上」利用するロイヤル層は“平日”もわくわく!】
ロイヤル層(週1回以上フードデリバリーを利用する)においては「とてもわくわくする」が平日で36.4%、休日で39.5%と、平日・休日ともに40%近い人が「とてもわくわくする」と感じています。
ミドル層(月1~3回程度)と比べても、平日・休日ともに「とてもわくわくする」は10pt以上高い結果となりました。特に平日は15pt以上高く、ロイヤル層は平日にもわくわくを感じていることが分かります。
また、わくわくを感じているのはロイヤル層が最も高く、次いでミドル層、ロー層(数か月に1回~年1回程度)と、利用頻度が高いほどわくわくしている傾向があるようです。

利便性だけじゃない。頼むたびに広がる“新しい体験”
平日・休日のフードデリバリーを利用する理由は、「自炊・料理が面倒だから」が最も高く、中でも平日ミドル層の42.8%が最高値でした。一方で平日ロイヤル層は26.4%とミドル層に比べ、15pt以上低い結果となりました。
「食べたことがない珍しい料理を注文したいから」「たくさんの種類を頼んでみたいから」といった項目で、ロイヤル層は他に比べて5pt以上高く、メニューへの興味関心が強い傾向がみられます。こうした興味関心が、利用時の高揚感にもつながっているのではないでしょうか。
「友人、知人にも共有したいから」はロイヤル層でも平日・休日ともに1割程度にとどまりました。しかし、他の層と比較すると5pt以上高く、SNSでのシェアもロイヤル層が最も見込めると言えそうです。

フードデリバリーは、もはや「ラクを叶えるサービス」だけではなくなりつつあります。特に週1回以上利用するロイヤル層では、“食を楽しむ手段”や“自分の気分を上げるきっかけ”として活用している傾向が、本調査からうかがえます。利用頻度が高い層ほど、“選ぶこと”や“食事そのもの”に対する期待や楽しさを感じているのかもしれません。単なる「面倒回避」や「時短」にとどまらない、新しい消費のあり方が一部で広がってきているのではないでしょうか。
上記以外にも、ロイヤル層・ミドル層・ロー層それぞれが、どんな価値観でモノを選び、どのメディアに触れているのか、「消費行動意識」や「SNS/動画サービスの利用実態」などの調査レポートも併せて公開中です。
