就活でも使える⁉Z世代に流行っている「MBTI」とは?
こんにちは!デジタルマーケティングカンパニー・オノフのながいです。
ちなみに私のMBTIはENFP-A(広報運動家-自己主張型)です!
このENFP-Aというのは無料簡易版のMBTI診断という性格診断で出た結果です。
今回はこのMBTIについてご紹介いたします。
MBTI診断とは
MBTIとは、「興味関心の方向(外向・内向)」「ものの見方(感覚・直観)」、「判断のしかた(思考・感情)」、「外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)」の4つの指標によって、性格を計16タイプに分類した性格診断のことです。スイスの有名な心理学者かつ精神医学者であるユングの著書「心理学的類型」をもとに、アメリカのキャサリン・ブリッグス(母)とイザベル・マイヤーズ(娘)の親子2人がつくったので、この2人の名前をとって「Myers-Briggs Type Indicator」頭文字をとってMBTI、日本語に訳すと「マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標」となっています。
【WE LABO(ウィーラボ)】が発表した2023年状半期の界隈別流行った「コト」ランキング(※1)では、JK界隈の1位がMBTI診断であり、また【2023年夏!高校生最新トレンドランキング】(※2)では、「流行っている物事」の4位がMBTIだったりと、Z世代の間でMBTIが流行っていることが分かります。昔からある性格診断ですが、韓国の人気アイドルグループである「BTS」も受けたとして現在話題になっています。
※1…出展元 https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/66719
※2…出展元 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000026876.html
この診断では「興味関心の方向(外向・内向)」「ものの見方(感覚・直観)」、「判断のしかた(思考・感情)」、「外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)」の4つの指標によって、性格を計16タイプに分類して捉えています。
世界中で50年以上にわたって使われており、多くの人の性格診断に役立っています。世界的に知られる性格検査メソッドで、特にアメリカでは現在もっともポピュラーな性格検査とされており、ほかにも50カ国以上に広まっています。
ネット上に無料の簡易版MBTI診断、「16Personalities性格診断テスト」があるので、気になる方はぜひやってみてください! 正確に診断するために直感的な回答が推奨され、12分以内に全ての質問に答えることが望ましいとされていますので所要時間はそのぐらいです。
診断テストをすると、アルファベット4文字の結果が出てきます。アルファベットそれぞれに意味があり4文字並べることで16種類の性格タイプに分類されるという仕組みです。以下がアルファベットとその意味です。
E:Extrovert(外向)
外交的で幅広い対人関係を持つ。周りの世界との相互作用(会話などのコミュニケーション)から活力を得る。
I:Introvert(内向)
慎重で深い対人関係を持つ。内省と思索から活力を得る。
S: Sensor(感覚)
過去の経験に基づき現実的な考えのもと行動する。現状を冷静に分析し、実態を把握しようとする。革新よりも、現在の安定化を重視。
N: iNtuitive(直感)
将来の可能性、仮定のシナリオを推測し、考えを巡らすことに集中している。現在よりも未来に焦点を合わせ、将来をより良いものへとするためにしばしば現在に変革を迫る。
T: Thinker(論理)
真実に関心を持ち、論理的であることを重視する。決断を下すときは、論理的に整合性がとれているかに焦点を合わせる。客観性と合理性を重視し、徹底的に無駄を省く。
F: Feeler(感情)
人との関係に関心を持ち、協調や共感を重視する。決断を下すときは、それが関係者の心にどのような影響を与えるかに焦点を合わせる。
J: Judger(判断)
思い付きでの行動を良しとせず、計画的で慎重な行動を好む。情報の取捨選択が得意で、決断を下すことが得意。遊びの要素を設けることとマルチタスクが苦手。
P: Perceiver(知覚)
状況に応じて臨機応変に対応でき、流動的な目的を好む。しかし飽き性になりがち。マルチタスクが得意で、遊び心あり。情報の取捨選択と決断を下すことが苦手。
また、アルファベット4文字の後ろに、Tとつく人とAとつく人がいます。
T: Turbulant
神経型。主に情緒的な問題を考えやすく、神経性が高い。
A: Assertive
自己主張型。情緒的な問題を抱えにくい、神経性が低い。
現在の流行の火付け役とMBTIの活用法
MBTIは特に韓国で大ブームになっており、K-POPアイドルたちのあいだで話題に上ることも多いらしいです。
MBTIは2022年頃から、韓国のMZ世代(1981~1995年生まれのミレニアル世代、1996~2012年生まれのZ世代)のあいだでブームになっています。最近では自己紹介の際に『MBTIは何?』と盛り上がることも多いだとか。
冒頭で少し触れましたが、BTSをはじめとする人気アイドルたちが火付け役となり、彼らがYouTubeなどで配信する動画のなかで、このMBTIを話題にしたものが増え、そこからファンの間に広まったとされています。「推しのパーソナリティーを理解したい」という動機や「自分はどうであろうか」と気になって調べることが多いのではないかと考えられます。MBTIについて調べると韓国アイドルだけでなく、アニメのキャラクターを分類しているものも見られます。また日本では最近Z世代が就活の「自己PR」に活用するということもあるそうです。
考察
それでは今回も考察とは言えないだろう考察を述べていきたいと思います。MBTIが一気に流行ったきっかけとして、韓国のアイドルたちが受けたからだとされていて、はじまりはそうかもしれませんが、やっぱり自分の性格や他者の性格って気になるんだなって思いました。診断テストをした後にでてくる結果の文章を読んで、自分を分かってくれる感覚と言語化されてより自己認知がしっかりする、すっきりとした安心感というか。自分は診断後の文章を読んだ後「当たっている…」と思ってしまいました。まあいいことが書かれていたら当たっていると思いたくなってしまう節はありますが笑(また違っていたら違っていたでそこで自己対話できるなとも思うので、性格診断は個人的に好きです。)
当たり前と思われるかもしれませんが、MBTIに興味を持つということは「自分への理解」と「他者への理解」に関心があるのかなと思います。とくにZ世代が「自分への理解」と「他者への理解」に関心を持つ背景について考えてみました。
「自分への理解」
Z世代は「本音を言わない」人が多いと言われています。なおかつほかの世代と比べ「相手の期待に応える自分でいることが普通の感覚」である人が多いという結果も出ています(オノフ調べ)。そんなZ世代が占いなどではなくしっかりとした診断で「自分とはどんな性格なのか」を述べてくれているものを見たくなるのは分かる気がします。また、就活で自分のことを話さないといけないのに、「分からない・言語化できない」というときにこの診断は需要があると思いました。
「他者への理解」
「興味ある他者への理解」という言い方のほうが適切かなと思います。Z世代は推し活をしている人も多く、その推しのことを知りたい理解したいというエネルギーが強いのかなと思いました。推しの性格はこれに当てはまっているなと理解して楽しんだり、それぞれのキャラの関係性や自分との相性なんかをみて楽しんだりしているのかなと思いました。
韓国アイドルが好きなZ世代が多いということに加え、上記のような理由も含んでいるからZ世代でMBTIが流行っているのではないかと思います。
最近ではインスタでもMBTIに関する投稿がたまにみられます。おそらく何度か見ているうちに自分のおすすめ機能に上がってしまったのだと思いますが(笑)一度診断したことがある人は、MBTIという単語を見たり、自分と同じアルファベット4文字に関する投稿があったりするとついつい見てしまう人もいるのではないかなと思います。もう調べてある程度分かっているはずなのに、つい投稿を見てしまう。2022年からじわじわ流行っていて今もなお流行っているのは、やはり自分や他者のどちらか、またはどちらもの性格に興味関心が根源的にある人が多いからではないのかと考えました。
このMBTI診断ででた結果について調べてみると、それぞれとの相性なんかも出てきます。ただネット上では相性が悪いと書かれていても、ずっと仲いいってこともあったりするので!MBTIは自己理解や楽しみとして使うのはいいなと思いつつ、その結果に縛られすぎることがないといいなと思います。
オノフはZ世代に対するリサーチも強みであるので、気になる方はぜひ資料をご覧ください。
よくある質問
- MBTIのテスト結果は就職活動にどのように役立つのですか?
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MBTIのテスト結果は、自分の性格特性を理解するのに役立ちます。この情報をもとに、自己分析や自己PRを効果的に行うことができます。また、自分の適性にあった企業選びが可能となります。
- Z世代がMBTIに関心を持つ理由は何ですか?
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SNSやインターネットを活用して情報収集を行うZ世代は、自己理解を深めたいという欲求が強く、自分自身を知り、自己改善に役立てています。