タイパ意識で変わる?年代別SNS広告に対する行動パターン【後編】
<調査概要>
調査方法 インターネット調査
対象者 全国 /女性 20~69歳
調査期間 2024年8月9日〜12日
有効対象者 3,006サンプル
調査機関 株式会社オノフ
SNS広告をポジティブに感じる理由とは…
全体では「知らなかった商品発見することができる」が最も高く23.5%、次いで「興味を惹かれ、つい見てしまうことがある」17.7%、「新しい情報やトレンドを知ることがある」13.7%と続き、
知らなかった情報を知ることが出来るの事は、広告へポジティブな印象を持つ、ひとつの理由となっています。
【体調管理アプリ】は、「興味を惹かれ、つい見てしまうことがある」「広告が面白いと感じることがある」「デザインやクリエイティブが魅力的に感じることがある」など、全体より10pt以上高い項目が多く、他のジャンルに比べて最もポジティブな印象を受けやすいジャンルとなっています。
また、【健康食品/サプリメント】【美容食品/サプリメント】では、「知らなかった商品を発見することができる」「興味を惹かれ、つい見てしまうことがある」などが上位に上がるとともに、「綺麗になれそう」「悩みやコンプレックスが解消されそう」などの意見も、他のジャンルに比べて高い傾向が見られます。
SNS広告を見てネガティブに感じる理由とは…
全体では「動画閲覧などの邪魔だと感じることがある」が最も高く37.2%、次いで「広告の頻度が多いと感じることがある」35.7%、「偽広告ではないかと疑うことがある」33.8%「表現が過剰で不信に感じることがある」31.3%と続きます。
年代別では、20代は他の年代に比べて「ネガティブに感じることはない」が26.7%で高めになっており、SNSとの接触頻度が高めな20代は、広告があることは当たり前だと捉えている人も多いのかもしれません。
広告への接触回数が多い人は「偽広告ではないかと疑う」 「表現が過剰で不信に感じる」などの内容への不信感が全体に比べて高いのに対して、広告への接触回数が少ない人は「動画閲覧の邪魔だ」「頻度が多い」など、他の情報の妨げと感じている割合が高い傾向が見られます。
接触回数が少ないうちは、他の情報の邪魔程度に捉えていた人も、接触回数が多くなりすぎることで、不信感が増していく場合があることが見て取れます。
SNS広告をみて、購入/申し込みしたことがある割合は?
SNSで広告を見た人が、購入・申し込みをしたジャンルは、「ファッション関連」が15.9%と最も高く、次いで「美容製品」14.1%、「健康食品/サプリメント」13.8%、と続きます。
年代別では、20代はほとんどのジャンルで全体に比べて購入・申し込み経験が、高い割合となっています。特に「体調管理アプリ」は15.6%と全体に比べて5pt以上高く、アプリのダウンロード購入は、上の年代に比べて20代にはハードルが低いことがうかがえます。
60代は「健康食品/サプリメント」「美容製品」「ダイエット関連グッズ」の割合が全体に比べて5pt以上高く、これらのジャンルはSNSからの購入にやや積極的な傾向も見られます。
また、広告への接触回数が多い人程、購入・申し込みをした割合が高いことから、接触回数が増すにつれて、購入への意欲が高まっていくことがうかがえます。