パッケージデザイン決定の裏側にある「生活者視点」

パッケージデザイン、最後は感覚で決めていませんか?
新商品開発やリブランディングの場面で、必ず出てくるのが「パッケージデザイン、どれにする?」という課題です。
社内で投票したり、営業の意見を聞いたり、デザイナーのセンスを信じたり…いろんな方法があるけれど、結局“なんとなく”で決めてしまうこと、ありませんか?
しかし、それでは生活者の本音を捉えきれないことも…
そこで注目されているのが、生活者のリアルな声を取り入れた「共創型マーケティング」です。
実際にやってみた!パッケージデザイン調査の事例紹介
今回は、弊社が提供する共創型アンケートサービス「みんなのプロジェクト」を活用して、ある美容系酵素ドリンクのパッケージデザイン調査を行った事例をご紹介します。
【調査目的】売れるパッケージを“生活者目線”で選びたい
今回のプロジェクトでは、最終的に6案に絞られたパッケージデザインについて、オンラインアンケートによる定量調査を実施しました。
調査の評価軸として、以下の3つの項目に焦点を当てました。
・見た目が美味しそうに見えるか
・健康的でダイエットに良さそうか
・実際に買いたいと思うか
これらの観点は、商品カテゴリやターゲット層の消費心理に深く関わる要素です。今回の調査では、従来の感覚や社内投票ではなく、リアルな生活者の声をもとに意思決定を行うため、「みんなのプロジェクト」が活用されました。
【調査手法】スピーディかつ高精度なオンライン定量調査
「みんなのプロジェクト」には、30〜50代女性を中心とした、社会参加意欲が高く、消費行動にも意識の高い会員が多く登録しています。一般的な生活者としての感覚を持ちつつ、アンケート回答の質も高いのが特徴です。
ある企業のご担当者からは、
「社内では出ない視点が出てくるのが面白い!」との声も。
今回のオンラインアンケートでは、以下のような形でデザイン案を比較評価しました。
・各デザインごとの3観点スコア(5段階評価)
・フリーコメントによる印象や選んだ理由の深掘り
・年代・性別別の評価傾向の分析
数日間で100件以上の回答が集まり、スピードと質の高さを両立したマーケティングデータを取得することができました。
【調査結果】女性支持No.1の「e案」を最終デザインに採用
集まったデータを分析した結果、「e案」のパッケージデザインが最も高評価を獲得しました。
その理由は、
・「他の商品と比べて一番美味しそう」
・「自然でやさしい雰囲気が体に良さそう」
・「パケ買いしたくなる見た目!」
という、生活者視点でのリアルな意見でした。
一方、男性からは「b案」や「d案」など、よりシンプルなデザインが支持される傾向が見られましたが、 今回の商品のメインターゲットである30〜40代女性層の声を重視し、「e案」を最終デザインとしてブラッシュアップしました。


調査の結果、デザインの訴求力を最大限に活かした形で商品パッケージが完成しました。
このようにマーケティング戦略と照らし合わせて判断できるのが、定量調査の強みです。
【デザイン制作もオノフで対応】調査からクリエイティブまでワンストップで支援
今回のプロジェクトでは、パッケージデザインの制作自体も弊社オノフが担当。調査結果をもとにデザインのトーンやコピーを調整し、生活者の“本音”に寄り添ったビジュアルを完成させました。
オノフでは、「みんなのプロジェクト」×「自社クリエイティブチーム」を掛け合わせることで、マーケティング戦略立案からデザイン制作、施策改善までワンストップでサポート可能です。

「選ばれる商品」に必要なのは、生活者との“共創”
パッケージは、生活者との最初の接点であり、購買行動を左右する重要な要素です。勘や経験だけではなく、生活者のリアルな声を取り入れることで、本当に選ばれる商品デザインへと昇華させることが可能です。
「このデザインにしたら買ってくれるだろう」ではなく、「このデザインなら私が欲しい!」と思われるものをつくる。それを実現するために必要なのが、共創型マーケティングなのです。
まずは相談から。商品企画のパートナーとしてお役に立てます!
「みんなのプロジェクト」は、企業と生活者をつなぐ共創リサーチプラットフォームとして、多くのメーカー・流通・サービス企業に活用されています。
生活者と共に、より良い商品づくりを実現しませんか?
💡 商品企画・マーケティング・調査に関わるご担当者様、ぜひ一度資料をご覧ください。
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