「正規雇用によるエステ格差」はどういうこと?美容室とエステの利用者調査をご紹介

美容室は、男女問わず、皆さまよく利用されていると思いますが、では、エステを良く使っている人はどのような人なのでしょうか。

本日は、20代から60代の女性を対象に美容室及びフェイシャルエステの利用実態を調査した結果をご紹介いたします。

コロナ禍の中ということもあり、女性消費の観点で非常に重要な「美容」関連で、今現在の実態を探っていきます。

目次

美容室とエステの利用者調査~正規雇用によるエステ格差

■調査概要
調査方法:インターネット調査
対象者:全国20歳~69歳女性
割付:20代~60代女性 約600サンプルずつ、合計約3000サンプル
調査期間:2021年9月28日~29日

利用頻度

美容室

美容室の利用頻度を全体ベースで見ると3ヶ月に1回程度が26.3%と最も多く、月1回以上利用者は12.7%になっています。

肌感とはそれほどずれていなく、まあ、こんなモノでしょう。

属性別で見ると、ほとんどの年代や職業で利用経験が9割を超えていますが、唯一20代が9割未満です。この10%強の、美容室を利用したことが無い20代女性の実態を逆に知りたいです。20代女性として、美容室を一度も利用したことがなく、じゃどうやって髪の毛を切っているかは興味がありますね。

一つ興味深いのは、月1回以上美容室を利用する職業は『公務員・教員』と『不動産・建築業・サービス業』が全体より10pt以上高くなっています。

短髪の方が比較的多い職業の方が美容室利用が多くなると思われます。

エステ

エステの利用頻度では、1年以内利用経験者は全体の38.5%、月1回以上利用者は4.5%になっています。利用経験でいうと、38.5%になります。

当たり前ですが、美容室より圧倒的に利用頻度が低くなります。

属性別で見ると、『20代』『30代』は4割が利用経験があり、若いほど利用経験が高いです。

職業別にみると、「アルバイト・パート・派遣」と「専業主婦」以外は、約5割が利用していますが、「アルバイト・パート・派遣」と「専業主婦」の30%前後になっています。

美容室では見られていませんでしたが、エステにおいて、正規雇用とそれ以外では格差が見られており、「正規雇用によるエステ格差」と名付けましょう。

自身の収入が有る非正規雇用と自身の収入がない専業主婦では、エステ利用経験に違いが見られないのに、「正規雇用」と「非正規雇用」の間に大きな格差が見られることに、個人的に興味深いと感じました。機会があれば深堀りの調査をしてみたいと思います。

利用金額

美容室

美容室の1回あたり平均利用金額では、10,000円以下が70.4%、10,001円~20,000円以下は25.4%、20,001円以上は4.1%、加重平均金額は8,174円になりました。

※「加重平均」とは、各項の数値と重要度など重みとの積を使って算出する平均。重み付き平均。

加重平均額を属性別で見ると、20代30代が9,000円前後で高く、年齢が上がるに連れ平均利用額も下がります。

職業別にみる。比較的ばらつきが見られます。これはおそらく職業による収入の多さの影響と考えられます。

エステ

エステの1回あたり平均利用金額では、10,000円以下が58.7%、10,001~20,000円以下は30.0%、20,001円以上は11.1%、加重平均金額は10,867円になりました。

加重平均額を属性別で見ると、年代においては美容室利用と同じ傾向が見られました。20代が高く12,038円となり、年齢が上がるにつれ下がります。

ただ、60代になると少し高くなり、40代50代も超えます。これは老化防止のためかもしれません。

職業別にみると、比較的ばらつきが見られます。これはおそらく職業による収入の多さの影響があると考えられますが、一部のサンプルではn数が少なく、代表性が高くない可能性が高いです。

したがって、職業別の利用金額は参考程度で考えていただければ幸いです。

参考程度ではありますが、「正規雇用」とそれ以外で、明確な格差が見られず、「収入の多さによる影響」の範囲内かと考えられます。

利用金額において格差が見られないので、なぜ「利用経験」は明確に格差があるのかはやはり深堀り分析の価値があるなと感じました。

今回の記事はここまでにします。

機会があれば、さらに深堀りの分析をしていこうと思いますので、ご期待ください。

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