アンケート調査 英語質問例と作成の流れを徹底解説

こんにちは。デジタルマーケティングカンパニーのトウガサです。
海外のビジネスパートナーや顧客、またはグローバルな研究活動において、英語での調査は避けて通れません。効果的な英語での調査を行うためには、単に質問を翻訳するだけでなく、文化的な背景や表現のニュアンスを理解し、対象読者に合わせた質問例を適切に用いることが不可欠です。本記事では、アンケートの基本的な概念から、具体的な英語の質問例、そして効果的なアンケートを作成するための流れと注意点を詳しく解説します。
アンケートとは何か
アンケートは、特定のテーマに関する意見や情報を収集するための調査手法の一つです。英語では「survey」や「questionnaire」と表現されることが一般的です。特に「survey」は広範な調査を指し、市場調査や学術研究など多岐にわたる分野で用いられます。
一方、「questionnaire」は質問形式の書面やフォームを指すことが多いです。例えば、顧客の意見を募る際には「customer questionnaire」や「feedback form」という言葉がよく使われます。日本語の「アンケート」は、フランス語の「enquête(調査)」に由来する和製英語であるため、英語圏では「questionnaire」や「survey」を用いるのが自然な表現と言えるでしょう。
回答形式としては、単一選択、複数選択、自由記述などがあり、目的とする情報の種類に応じて使い分けられます。効果的なアンケートを作成するためには、まずこの調査を通じて何を知りたいのか、目的を明確にすることが重要です。目的が曖昧だと、質問内容が多岐にわたりすぎてしまい、結果として的を射たデータを得ることが難しくなる可能性があります。調査を行う際は、回答者の負担を考慮し、質問数や形式を調整することも成功の鍵となります。
英文アンケート作成の基本
英語でアンケートを作成する際は、日本語でアンケートを作成する際と同様に、いくつかの基本的なポイントを押さえることが重要です。まず、アンケートの目的を明確にし、その目的を達成するためにどのような情報を収集する必要があるのかを具体的に検討しましょう。収集したい情報に基づいて、質問の試案を日本語で作成し、その後に英訳していくのが効率的です。この際、質問は具体的かつ簡潔に記述し、曖昧な表現を避けるよう心がける必要があります。一つの質問で複数の内容を問う「二重質問」も避けるべきでしょう。
次に、回答形式を決定します。選択式にするか自由記述式にするかは、得たい情報の種類によって使い分けます。選択式は回答者の負担が少なく、集計も容易ですが、自由記述式はより詳細な意見や予期せぬ情報を得られる可能性があります。ただし、英語での自由記述は回答の和訳が必要になる場合があるため、集計に手間がかかる点も考慮しなければなりません。
質問の順番も重要で、回答者がスムーズに回答できるよう、論理的な流れを意識して配置しましょう。例えば、簡単な質問から始め、徐々に具体的な内容へと進めるのが一般的です。質問数が多すぎると回答者の負担が増え、回答率が低下する可能性があるため、適切な質問数を設定することも大切です。一般的には10問程度が目安とされていますが、アンケートの目的や回答者との関係性によっては30問程度のアンケートも存在します。
最後に、完成したアンケートは必ずネイティブスピーカーに確認してもらい、文法や表現に不自然な点がないかをチェックすることが重要です。翻訳ツールを活用する場合でも、直訳的になりがちなため、ネイティブチェックは不可欠と言えます。
アンケート実施時期の考慮点

アンケートの実施時期は、収集したい情報の種類や目的によって慎重に検討すべき重要な要素です。例えば、特定のイベントやキャンペーンに関するアンケートであれば、そのイベントの直後やキャンペーン期間中に実施することで、回答者の記憶が新しいうちに具体的なフィードバックを得られます。
季節性の高い商品やサービスに関する調査であれば、その商品が最も利用される時期や需要が高まる時期に実施することで、より関連性の高いデータを収集できるでしょう。また、ビジネスにおいては、四半期末や年末など、特定の時期に顧客満足度調査や従業員満足度調査を実施することが一般的です。これにより、過去のデータと比較し、経年変化や改善点を把握しやすくなります。
学術調査の場合も、研究テーマや対象者のスケジュールに合わせて、適切な実施時期を計画することが求められます。例えば、学生を対象とした調査であれば、試験期間中や長期休暇中は避けるべきです。回答者の都合を考慮せず不適切な時期にアンケートを実施してしまうと、回答率の低下や回答の質の低下につながる可能性があります。
また、社会情勢や特定のイベントが回答に影響を与える可能性も考慮し、バイアスを最小限に抑えるための対策も検討する必要があります。例えば、ネガティブなニュースが世間を騒がせている時期に、特定のサービスに関するポジティブな意見を募るアンケートを実施しても、期待通りの結果が得られない可能性も考えられます。このように、アンケートの実施時期は、データ収集の成功を左右する重要な要因であるため、慎重な計画と状況に応じた柔軟な対応が求められるのです。
アンケートでよく使う英語表現
英語でアンケートを作成する際には、特定の状況で役立つフレーズや構成があります。これらの表現を理解し適切に活用することで、回答者にとって分かりやすく、意図が正確に伝わるアンケートを作成できます。例えば、アンケートの冒頭では、協力をお願いする丁寧な導入文が不可欠です。
質問の種類も単一選択や複数選択、段階評価、自由記述など多岐にわたりますが、それぞれの形式に適した表現を用いることで、回答者はスムーズに回答を進められるでしょう。また、回答者を絞り込む質問や、回答後の感謝の言葉など、アンケート全体の流れを考慮した例文を知っておくことは、回答率の向上にも繋がります。これらのよく使う英語表現を学ぶことは、効果的な英文アンケートを作成するための第一歩と言えるでしょう。
機械翻訳の活用方法
英語でアンケートを作成する際、機械翻訳ツールは非常に便利なツールとなり得ます。Google翻訳やDeepLなどの翻訳ツールは、日本語で作成した質問文や選択肢を素早く英語に変換してくれます。これにより、翻訳にかかる時間を大幅に短縮し、アンケート作成の効率を高めることが可能です。特に、基本的な文法構造や単語の意味を理解する上では非常に役立ちます。
また、これらのツールの中には、ユーザーが任意の言語で質問と回答オプションを作成できる多言語対応のインターフェースを提供しているものもあります。これにより、複数の言語でアンケートを実施する際に、各言語バージョンを手動で入力する手間を省ける場合があります。しかし、機械翻訳には限界があることも認識しておく必要があります。ツールが生成する文章は、しばしば直訳的になりがちで、英語の自然な言い回しや文化的なニュアンスが欠けていることがあります。
例えば、「We’dlovetohearyourfeedbackonourservice.」のような自然な表現が、直訳では不自然になる可能性も考えられます。そのため、機械翻訳で作成したアンケートは、必ずネイティブスピーカーによるチェックを受けることが不可欠です。ネイティブチェックにより、より自然で適切な英語表現に修正することで、回答者に正確な意図を伝え、回答の質を向上させることができます。機械翻訳はあくまで補助ツールとして活用し、最終的な品質は人の手で保証するという意識を持つことが重要です。

アンケートの導入文例
アンケートの導入文は、回答者の協力を促し、アンケートの目的を明確に伝える上で非常に重要な役割を果たします。丁寧な言葉遣いでアンケートへの参加を依頼することで、回答者は安心してアンケートに取り組めるでしょう。
以下に、アンケートでよく使われる導入文の例文をいくつかご紹介します。
“Please fill out this questionnaire to allow us to enhance the quality of our products and services for your improved experience.”(お客様により良い体験を提供できるよう、製品やサービスを向上させるため、このアンケートにご協力ください。)
この例文は、回答への協力を促し、その結果がサービスの改善に役立つことを伝えています。
“In order to ensure your satisfaction, please take a few seconds to answer the following questions.”(お客様の満足を確実なものとするために、少しお時間を割いて、以下の質問にご回答くださるようお願いいたします。)
このように、回答の所要時間を短く伝えることで、回答への心理的ハードルを下げられます。
“This survey will take approximately 3 minutes to complete.”(このアンケートの回答には約3分かかります。)アンケートが長めになる場合は、回答にかかる目安時間を明記することで、回答者は自身のスケジュールと照らし合わせて回答できるため、離脱率の低下に繋がります。
“Your feedback is important to us! Please complete this questionnaire.”(皆様からのご意見は貴重です!アンケートにご記入ください。)回答者の意見が重要であることを伝えることで、回答へのモチベーションを高める効果が期待できます。
また、個人情報の取り扱いについても触れておくことが、回答者の信頼を得る上で重要です。例えば、”The personal information submitted will only be utilized internally by [組織名] for product development and service enhancement purposes, and will not be shared with external parties without your consent.”(お寄せいただいた個人情報は、商品開発やサービス改善を目的に社内でのみ使用し、お客様の許可なく第三者に開示することはありません。)のように、個人情報がどのように扱われるかを明確に伝えることで、回答者は安心して回答できるでしょう。
これらの例文を参考に、アンケートの目的や対象者に合わせて、適切な導入文を作成しましょう。

単一選択形式の質問例
単一選択形式の質問は、回答者に複数の選択肢の中から一つだけを選んでもらう形式の質問で、英語では「singleanswer(SA)」と略されることもあります。この形式は、特定の情報や意見を明確に把握したい場合に効果的です。例えば、性別や年齢層、特定の製品やサービスを利用したかどうかなど、明確な回答を求める際に頻繁に用いられます。
以下に、単一選択形式の質問例をいくつかご紹介します。
性別を尋ねる場合:”Are you male or female?”(あなたは男性ですか、女性ですか?)選択肢としては、”Male”(男性)、”Female”(女性)、または最近では”Prefer not to say”(回答しない)といった選択肢も考慮されることがあります。
利用経験を尋ねる場合:”Have you ever used our service?”(弊社のサービスをご利用になったことはありますか?)選択肢は、”Yes”(はい)、”No”(いいえ)が一般的です。
情報源を尋ねる場合:”How did you find out about our product?”(当社の製品をどこで知りましたか?)選択肢は、”Social media”(ソーシャルメディア)、”Website”(ウェブサイト)、”Friend/Family”(友人/家族)、”Advertisement”(広告)など、考えられる選択肢を具体的に提示します。
満足度を尋ねる場合(二択の場合):”Was the wait for a table acceptable?”((席が空くまで)納得のいく待ち時間でしたか?)選択肢は、”Yes”(はい)、”No”(いいえ)です。
年齢層を尋ねる場合:”Please select your age group.”(あなたの年齢層をお選びください。)選択肢は、”Under18″、”18-24″、”25-34″、”35-44″、”45-54″、”55-64″、”65orolder”のように、段階的に設定します。
単一選択形式の質問は、回答が容易で集計しやすいため、多くのアンケートで利用されます。質問文は簡潔で分かりやすく、選択肢も網羅的かつ互いに排他的になるように設定することが重要です。これにより、回答者が迷うことなく、正確な情報を得られます。

複数選択形式の質問例
複数選択形式の質問は、回答者が複数の選択肢の中から当てはまるものをすべて選べる形式で、英語では「multiple answers allowed」や「multiple answers possible」、または「multiple choice questions」と表現されます。略して「MA (multiple answer)」とも呼ばれることがあります。
この形式は、回答者の多様な意見や経験を把握したい場合に特に有効です。例えば、製品の購入理由や情報収集源、興味のある項目など、複数の要素が回答に該当する可能性のある質問に適しています。
以下に、複数選択形式の質問例をいくつかご紹介します。
趣味を尋ねる場合:”What are your hobbies? (Multiple answers allowed)”(あなたの趣味は何ですか?(複数選択可))選択肢は、”Reading”(読書)、”Sports”(スポーツ)、”Traveling”(旅行)、”Cooking”(料理)、”Music”(音楽)など、考えられる趣味の項目を挙げます。
情報収集源を尋ねる場合:”Where do you typically get information about new products? (Please select all that apply.)”(新製品に関する情報は通常どこから得ますか?(当てはまるものをすべてお選びください。))選択肢は、”Online advertisements”(オンライン広告)、”Social media”(ソーシャルメディア)、”Friends and family”(友人や家族)、”News websites”(ニュースサイト)、”Magazines”(雑誌)などが考えられます。
サービスの利用目的を尋ねる場合:”What do you primarily use our service for? (Select all that apply.)”(弊社のサービスを主にどのような目的で利用していますか?(当てはまるものをすべてお選びください。))選択肢は、”Work”(仕事)、”Study”(学習)、”Entertainment”(娯楽)、”Communication”(コミュニケーション)などが挙げられます。
製品の改善点に関する質問:”What aspects of our product do you think need improvement? (Please select all that apply.)”(弊社の製品のどの点が改善されるべきだと思いますか?(当てはまるものをすべてお選びください。))選択肢は、”Performance”(性能)、”Design”(デザイン)、”Ease of use”(使いやすさ)、”Price”(価格)、”Customer support”(カスタマーサポート)などが考えられます。
複数選択形式の質問では、「Please select all that apply.」や「Select all that apply.」といった指示を明記することで、回答者が複数の選択肢を選べることを明確に伝えることができます。また、回答を分析する際には、各選択肢が個別のデータ変数として扱われることが一般的ですわれます。これにより、回答の傾向や複数の要素の関連性を詳細に分析することが可能になります。

段階評価に関する質問例
段階評価に関する質問は、製品やサービスの満足度、重要度、頻度などを数値や形容詞のスケールで評価してもらう形式です。英語では「rating scale questions」と呼ばれ、特に「5段階評価」はよく用いられる形式の一つです。これは回答者の意見の程度を定量的に把握する上で非常に有効な手法となります。
5段階評価でよく使われる英語表現の例文は以下の通りです。
1. 満足度に関する質問:
“How satisfied are you with our service?”(当社のサービスにどの程度満足していますか?)
“Very satisfied”(非常に満足)
“Satisfied”(満足)
“Neutral”(どちらともいえない)
“Dissatisfied”(不満)
“Very dissatisfied”(非常に不満)
この例では、”satisfied”(満足している)という形容詞に対して、”Very”(非常に)、”Neutral”(中立)、”Dis-“(不満)といった修飾語を組み合わせることで、段階的な評価を表現しています。
2. 品質に関する質問:
“How would you rate the quality of our product?”(当社の製品の品質をどのように評価しますか?)
“Excellent”(非常に良い)
“Good”(良い)
“Average”(普通)
“Poor”(悪い)
“Very Poor”(非常に悪い)
この例文では、”Excellent”から”Very Poor”まで、製品の品質を評価する際に一般的に用いられる形容詞が使われています。
3. 重要度に関する質問:
“How important is [feature] to you?”([機能]はあなたにとってどのくらい重要ですか?)
“Extremely important”(非常に重要)
“Very important”(とても重要)
“Moderately important”(ある程度重要)
“Slightly important”(少し重要)
“Not at all important”(まったく重要ではない)
段階評価の質問では、各段階が示す意味を明確にすることが重要です。数字で評価させる場合は、例えば「1=Very dissatisfied, 5=Very satisfied」のように、何が最も良い評価で何が最も悪い評価なのかを明記する必要があります。また、選択肢の数はアンケートの目的や質問の内容によって調整できますが、多すぎると回答者が混乱し、少なすぎると詳細な意見を把握できない可能性があります。5段階評価は、そのバランスの良さから広く採用されています。

回答者を絞り込む質問例
回答者を絞り込む質問は、特定の条件を満たす回答者のみに、その後の質問を提示したい場合に有効な手法です。これにより、アンケートの関連性を高め、不要な回答を減らすことで、データ収集の効率と精度を向上させることができます。英語では「screening questions」や「filter questions」と呼ばれ、回答者の属性や特定の経験の有無などを確認するために使用されます。
以下に、回答者を絞り込む質問の例文をいくつかご紹介します。
製品の利用経験の有無:
“Have you ever used [ProductName]?”([製品名]を利用したことはありますか?)
“Yes”(はい)→「Yes」と回答した場合は、製品に関する詳細な質問に進みます。
“No”(いいえ)→「No」と回答した場合は、アンケートを終了するか、別のカテゴリの質問に進みます。
特定のサービスへの関心:
“Are you interested in receiving updates about our new services?”(弊社の新サービスに関する最新情報の受け取りに興味がありますか?)
“Yes”(はい)→「Yes」と回答した場合は、連絡先情報などの質問に進みます。
“No”(いいえ)→「No」と回答した場合は、関連する質問をスキップします。
特定の属性の確認(例:年齢層):
“Are you 18 years old or older?”(あなたは18歳以上ですか?)
“Yes”(はい)→「Yes」と回答した場合は、成人向けの内容の質問に進みます。
“No”(いいえ)→「No」と回答した場合は、アンケートを終了するか、子供向けのコンテンツに関する質問に進みます。
特定の経験の有無:
“Have you attended our annual conference before?”(当社の年次カンファレンスに以前参加したことがありますか?)
“Yes”(はい)→「Yes」と回答した場合は、過去のカンファレンスに関する質問に進みます。
“No”(いいえ)→「No」と回答した場合は、初めての参加者向けの質問に進みます。
これらの質問では、回答者が特定の選択肢を選んだ場合にのみ次の質問に進む「条件分岐」を設定できるアンケートツールを活用すると、より効率的なアンケートフローを構築できます。これにより、回答者は自分に関係のある質問にのみ答えることができるため、回答への負担が軽減され、回答の質が向上する効果も期待できます。

自由記述欄の設置について
アンケートに自由記述欄を設けることは、回答者から定量的データだけでは得られない、質的で詳細な意見やフィードバックを収集する上で非常に有効な手段です。英語では「free answer」、「open answer」、または「open-ended answer」と表現され、略して「FA」や「OA」と呼ばれることもあります。自由記述は、回答者が自身の言葉で意見や提案を自由に記述できるため、アンケート作成者が予期しなかった貴重な情報や、より深い洞察を得られる可能性があります。
自由記述欄の設置に関する考慮点と例文は以下の通りです。
設置の目的:自由記述欄は、顧客の具体的な要望、製品やサービスの改善点、満足度に関する詳細な理由、または特定の体験に関する感想など、数値では表現しきれない多様な意見を収集する目的で設置されます。
質問例:自由記述欄を促す質問は、回答者が具体的に何を書けば良いか理解できるよう、明確に提示する必要があります。
“Please provide any additional comments or suggestions you may have.”(その他、ご意見やご提案がございましたらご記入ください。)
“We would appreciate any feedback you could provide to help us improve.”(改善のため、ご意見がございましたら、どのようなことでもお聞かせいただけると幸いです。)
“Do you have any comments or suggestions regarding our services?”(弊社のサービスに関して、何かコメントやご提案はございますか?)
“Please feel free to share any thoughts or experiences you had.”(ご意見や体験を自由にお聞かせください。)
注意点:
回答者の負担:自由記述は、選択肢を選ぶよりも回答に手間と時間がかかります。そのため、質問の数を多くしすぎると回答者の負担が増え、回答率が低下する可能性があります。適度な数に留め、回答者の負担を考慮することが重要です。
分析の難しさ:自由記述で得られたデータは、定量的データのように数値で集計することが難しく、内容の分類や分析に時間と労力がかかります。特に英語での自由記述の場合、翻訳作業も必要となるため、分析計画を事前に立てておくことが重要です。
具体的な指示:「その他お気づきの点をご自由にお書きください。」といった日本語表現に対応する英語としては、”Any additional comments (or questions)”や”Any comments are appreciated.”などが使われます。
回答者が具体的にどのような情報を求められているのかを理解できるよう、簡潔で分かりやすい指示を心がけましょう。
自由記述欄は、アンケートの質を高めるために不可欠な要素ですが、その活用には計画と分析体制の準備が求められます。
アンケート調査は、設計の工夫や英語表現の選び方ひとつで、結果の精度や活用度が大きく変わります。
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